人体のツボの部分に針やお灸を使って刺激をもたらす鍼灸治療は免疫力を増大させる民間療法として、日本では古くから親しまれています。現在では専門の国家資格を持つ人でなければ鍼灸治療を行うことはできませんが、それだけにより安全な治療を受けることができるとも言えます。鍼灸治療は一部の疾患が健康保険の対象となっているので治療費を低く抑えることができますが、該当するための条件が厳しいことを注意しなければいけません。鍼灸治療は疾患の治療よりも疲労やストレスを緩和させるために行うのが一般的です。人体のツボに適度な刺激を与えると筋肉のこわばりが解消され、血行も良くなります。免疫力の増大も期待できますが、ツボに与える刺激の調整は決して容易ではありません。その点、針やお灸を使えば刺激をある程度はコントロールできるので、体に負担をかけないようにしながら状態の改善を図ることが可能になります。肩こりや腰痛、不快感など軽度の不具合を緩和させるには最適な方法です。